日本カーボンオフセット/SCI-PAINT JAPAN株式会社 環境配慮型の遮熱塗料をカーボンオフセット商品に
COJ: 日本カーボンオフセット(COJ)のサービスを導入したきっかけを教えてください。
カーボンオフセットのことは、インターネットなどで調べていて以前から知っていました。 それで、環境配慮型の遮熱塗料「SUPRA」を開発した時に、さらにお客様に環境貢献の意識を持っていただきたいと思い、カーボンオフセットをやろうと思ったんです。
でもカーボンオフセットを扱う会社は何社かあるので、どこと一緒にやるか迷っていました。 そんな時に日本カーボンオフセット(COJ)さんが手がけた日産自動車のカーボンオフセットの新聞記事を読み、 翌日電話をしてお会いし、一緒にやることを決めました。 COJの理念がぴったりきたのと、担当者の人柄が良かったのが決め手でした。
人にも環境にも安心、安全な水性遮熱塗料を開発
COJ:遮熱塗料を開発しようと思ったきっかけは?また「SUPRA」とはどういう商品ですか?
屋上ガーデニングの事業をやっていたのですが、屋上は日が当たるとコンクリートの表面が暑くなってしまい、植物がうまく育たなかったんです。
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それならコンクリートの温度を上げない効果のある遮熱塗料を塗ろうと思ったのですが、 調べたところ当時は有機溶剤を使っており、塗るとホルムアルデヒドがたくさん出るような環境に悪いものしかなかった。 それで安全で安心でき、環境を保全する、水性の遮熱塗料を開発することにしました。
そして着想から4年かけて、この条件を満たす遮熱塗料SUPRAを作りました。 価格も他社商品の半額を目指して㎡単価900円という価格を実現したのです。 この価格なら一般のアクリル塗料の価格と同じであり遮熱・断熱の高機能が付加されている分ユーザーにとりエネルギー削減効果をえることができます。
成分にはファンデーションでも使われているようなシリカやアルミナ、中空ビーズという微細な結晶体を入れました。 遮熱の効果も高く、塗っていただくと保証期間の10年間、遮熱率はほとんど落ちません。 また、この塗料は湿気の調整をおこない、臭いをとってくれる上にカビが生えないので、 室外だけでなく、寒冷地では部屋の熱を逃がさず断熱効果を高めるので、部屋の壁に塗るのもおすすめです。
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SUPRAはエネルギー削減に効果があるので、塗った後にお客様自身が環境に貢献できる商品です。 夏季の電気容量に占めるエアコンの消費量を少しでも削減するためには室内温度の上昇を抑制することが重要ですが、 SUPRAは太陽光を95%反射させることで、屋根や壁からのエネルギー侵入を防止します。 よって、クーラーを使わずに済んだり、設定温度を上げることで電気の使用量が減り、 エネルギー効率を20〜30%改善することができるのです。
これに加えてお客様に「自分は環境に貢献している」という意識を強く持っていただきたかったので、 家1軒に塗るのに必要な10缶につき1トン分のCO2排出権をつけました。 私どもの製品をお客様が使って満足し、さらに環境に貢献していると自慢していただき、 地域や家族で環境問題を考えるきっかけになれば・・・・そういう方の輪を広げたかったんです。
お客様が「環境に良いことをしている」と自慢するように
COJ:商品に対するお客様や社員からの反応は?
お客様の反応は非常に良く、一度塗っていただくと、その方から5、6軒は新規のお客様を紹介していただけます。 そのきっかけは、お客様に提供しているカーボンオフセットの証明となるシールや証明書です。 シールを貼ることで、個人宅や店舗でSUPRAを使ってくださったお客様が、来た方に「自分は環境に良いことをしている」と自慢してくださるのです。
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また、塗料を塗る職人さんの意識づけの面でも良い影響が出ました。 普段は作業服の職人さんが、SUPRAを塗った後にスーツでこの証明書を持って、お客様のところに挨拶に行く。 これは本人にも家族にとっても誇りになります。 仕事を仕上げたあとの証明書の交付のことを考えると「きれいに仕上げなければならない」という高い意識を持っていただけ、 私どもの塗料を真剣に扱い、効果が出るように良い仕事をしてくれるようになりました。
また、社内にも変化が起こりました。 今まで社内の環境意識はそんなに高くなかったのですが、インターネットでSUPRAのことを知り、 環境ビジネスをやりたくて入社してきた意識の高い社員が多くなり以前からいた社員の環境意識も高くなってきたのです。
業種、国境を超えてSUPRAを広めたい
COJ:今後の課題、やりたいことはどんなことですか?
以前インドで実験した時、コンクリート住宅で室外が34度の時に、室内温度は35度を超えていましたが、 外壁に SUPRAを塗ると室外が34度の時に室内はクーラーなしで29度でした。 塗るだけで室内温度が5度下がったのです・・・・
インドなどの暑い国では29度だとクーラーはいらないそうです。 今後はタイ、シンガポール、ベトナムなど世界中の暑い国に、クーラーのかわりとしてSUPRAを広めていきたいと思います。 こうすれば電気を使わないのでCO2排出量が大きく違ってきます。
クーラーを使わない生活、不要な電気を使わない環境を塗料1つで簡単に作ることができるのです。 海外においてもカーボンオフセット排出権付きで販売するものです。 私たちは世界中にカーボンオフセットの考え方を広めていきたいです。
また、SUPRAのコンセプトに共感する企業を集め、共に持続可能な社会を作っていくことを目的とした 日本ECO- SUSCOM協議会を今年5月に作りました。 様々な業態の企業や研究者に参加していただき、一緒にSUPRAを活用しカーボンオフセット事業を進めたいと思っています。
最近では電気自動車安全普及協会とコラボレーションをおこないました。 電気自動車のバッテリーには熱が最もよくないのですが、夏場のアスファルトは70度以上になってしまいます。 そこで、熱を下げるために駐車場にSUPRAを塗ることにしたのです。 他にもプールサイド、電話ボックス、クール宅急便のトラックのコンテナなどに塗るのも効果的だと思います。
このように、業種、業態を限らず様々な分野にSUPRAとカーボンオフセットの考え方を広めていきたいと考えています。
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