各スタッドには、どのくらいの重量を運ぶん。
201202
内容としては、工業関係だけでなく食品・ソフトウェアなど様々な業種の方々が出展されていて
関東での展示会のように派手さは無いものの引かれるものがありました。
やはり、仕事柄もあって機械加工品には厳しい目で見てしまいがちで
鍛造・マシニング加工・旋盤加工・表面処理と目新しい技術などが無いか?
また、これからの流れなどを肌で感じる為に行きます。
そんな中、ひと際目を引いたのがこのブースでした。
京都の切削加工業者さんで
日本らしく、京都らしく、展示されており
いわゆる 「見せる」 「魅せる」 という言葉を改めて考えさせられました。
そう言えば、当社の陽極酸化処理品も最初は「魅せる」事が目的でしたね。
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テーマ:社長ブログ - ジャンル:ビジネス
ご好評いただいているZEPHYR1100用エキゾーストボルト−カワサキ車汎用エキゾーストスタッドボルトType1(21x16)[EXSTD-KW01]に合わせて今回専用エキゾーストナットをリリース!独特な形状の純正ナットをベータチタニウムで更にシェイプ!TAB6400の強度だから実現できたクビレ形状!当然腐蝕に強いのも魅力です!
該当純正品番92015-1923
適合車種 92'〜06' ZEPHYR1100等
※価格は製品1本の価格です。
※陽極酸化は受注後の追加工となるため、キャンセル、返品、交換はご遠慮ください。
※ご注文の際は必ず対応品番をご確認下さいませ。
エキゾーストボルトを販売開始してからZEPHYRカスタムで有名なしゃぼん玉さんに『コレも造ってよ!』って言っていただいて色々と相談しながら造ってみました!形状的には純正をそのままというのも面白くないので力のかかる六角部分と座面部を以外を徹底的にシェイプ!
しかし当然純正以上の強度を確保してありますので安心してご使用いただけます!
純正は結構腐蝕が酷くなりがち。。。
TAB6400の耐熱耐腐食はこういった使い方もお勧めなんです!
現在しゃぼん玉本店さんにしか製品は置いていないので気になる方は是非見に行ってみてください♪
ウェブショップでのお求めはコチラ
帰ってきたらこんな時間orz
今日は削り屋と話し込んでしまい結局午前様じゃねーかということで。
火曜早朝担当(深夜?)ということで。
さてさて。
今年一発目のイベント情報でっす!!
ライコランド Tokyo Bay 東雲店 で今週末イベント出展いたします!!
イベントページはコチラ
で、
折角新年一発目のイベントということで。
ちょっと今までにない展示車両を持っていこうかと・・・
正直預かって運ぶのもめっちゃ気を使うので。
恐らく日曜日には早めに持って帰ると思います(笑)
あんまり隠せてないな(汗)
とりあえず、
週末はライコランドTOKYOBAY東雲店さんでお待ちしておりますっ!!
今週は長ものと、鍛造材の加工が多かったです。
そんななかでのブログですが、今回は「下ごしらえ。」
料理なんかがそうですが美味しい料理にはそれなりの下ごしらえがありますよね。
金属加工も、ある意味同じかもしれません。
工場長が「段取り八割、仕上げが二割。」とよく言います。
全くもってそのとおりで、段取りの段階で手を抜くと仕上がった物はどこか変。
機能そのものには問題はないんだけど、それだけじゃうちの製品と胸を張って言えません。
なんで、下ごしらえの準備には注意します。
例えば穴あけ
ちゃんと芯出しをしてあげないとドリルがあさっての方向に空いていきます。
ドリルもそれ用に形を変えて研いであげなければ� �けません。
長もの挽きの場合 素材が反っている場合があるんで、こちらも芯出しが必要になる時があります。
で、ちゃんと芯出しをして加工をしてあげると・・・・
こんな感じ。ちなみにサイズはφ12×260です。
加工の時間は結構かかります・・・・・・
他にも色々と下ごしらえ方があるんですがそれはまたの機会に。
以上、製造のショウジでした。
なぜ私のヘビは、小さな断片に流している今日も少々お付き合いください。
なぜ他社で製造したボルトの陽極酸化処理をお断りしているか?ということですが
製造工程がや材質が変われば流れる抵抗が変わり他の製品にまで影響するからです。
そうなってしまった場合、他の製品ももう一度やり直しばかりか
お客様から預かった製品もネジとして使用できなくなる恐れがある為です。
上記が電話やメールでの回答となります。
やはり、過去に他社製品を自社製品と共に陽極酸化処理を施した事があります。
64チタンであるからには自社製品と同じように処理すれば同じように発色するのですが
お客様から預かった製品を一緒に陽極酸化処理した際に「異材混入」の報告が来ました。
結局、そのお客様のボルトが異材でした。
そのボルトの素材が何であったかは分析していませんが
明らかに64チタンでは無いチタンであったことは間違いありませんでした。
弊社も一企業として他社製品を購入し検査及び分析をします。
まず、機械部品としてのネジの精度をリングゲージで確認しますが
この段階で機械部品としてのネジとみた場合、不良率の多いことには驚きます。
焼き付きやカジリの原因がこうしたネジの不良にあっても個人の方では判別できない要素です。
そして最終的に自社製品と共に陽極酸化処理をして、材質の確認を行います。
この段階でも「異材」の判定を受ける64チタンボルトが存在しているのは事実です。
間違って64チタンではない合金をボルトにしてしまったのかというような詮索や責任の所在を追求しませんが、
64チタンで無い物を64チタンだと言って売っていたことは事実で
ネジ不良であるボルトが流通していることも事実です。
この2点が「64チタンは焼き付く・すぐ折れる・耐久性がない」など、巷でいう噂になります。
お客様と商談すると何人かに一人は上記のように否定されますが、
メーカーとしてお客様に購入していただき、使い勝手が悪いなど改良すべき点は
今後の課題として、時期を見て検討しますが
購入されずに批判することはお手柔らかにお願いします。
話は戻しますが、
他社製品を陽極酸化処理しない理由として
新品のボルトを送られてきて、ネジ不良・異材であっても預かって処理を行ってしまい
不良が発生した場合、こちらにも責任があると思うからです。
ごく稀にこうした製品が流通しているのならまだしも
多くの製品が上記2点に該当します。
そう言えば弊社の営業車「ファンカーゴ」ですが、
自社のホイールナットを装着して、かれこれ140000kmになります。
焼き付きやカジリは起こっていませんよ!
しかし3.5。
本来ならば4じゃねーの?
今日は直接的には関係ない。関係なくは無いんだが、別にデモ車がメインの話ではない。
更に言ってしまえば何の話かも言えない。言えないけど書きたい、つかメモりたい。
気持ちをメモする為に書いてみる。
TAB6400が好き。
これは螺旋にしたときの特性。更には加工方法から得られる性能。
色んな角度から見ても螺旋屋としてこの金属は非常に非常にいい素材。
螺旋屋としては。
ベータチタニウムとしては。
チタン加工メーカーとしては。
ほかにも色々触ってみたい材質もあって。
ほかにも色々造ってみたい分野があって。
チタン屋で旋盤屋で螺旋屋では限界があって。
いままで心の奥底にずーっとあったある種"夢"の話。
他社から依頼されたことも一度や二度じゃ効かないくらい。
けど加工方法や、設計能力の無さからまったく進まなかった案件が。
ころころころころと転がりだしたんですよ。
で、このタイミングでGoose350をデモ車として進めだしたタイミングで。
それは思い描いていたものを実験するには絶好のタイミングで。
実現までの障害がハッキリとわかり。
道のりが明るく照らされてきた。
あー難しいなぁ
と、ニヤリとしながら思う。
待ってろよー!
と誰に言うでもなく叫んでみる。
今週は中空加工の依頼が結構多かったですね。
でも、中空加工の依頼と言っても色んな穴径、長さがあります。
そこは、その人が求める目的によって変わってきますね。
例えば、振動吸収性を高めるのが目的であったり、軽量化を求めたり。
中にはボルトヘッドに水が溜まるのが嫌だから、水抜き用での中空加工なんてのもありました。
で、実際どうやって穴を空けているのかというと・・・・・・
ほとんどが手動です。
これには当然理由がありまして、当社のボルトのは64チタンの鍛造材を使用しているからなんです。
ボルトの中空加工を行う時には当然ボルトヘッドからか、あるいはネジ部の底のいずれかから穴を空けていきます。
普通のボルトならスッと貫通するところなんですが、
64チタンの鍛造材のボルトヘッドの六角穴は鍛造で形成されているために非常に硬いです。
(これが六角レンチを掛けた時に六角穴がなめにくい理由)
そのため、ドリルの刃が非常にたちにくいです。
ボルトヘッド側から空けようとすると六角穴の底に穴を空けるだけでドリルの刃がボロボロになります。
結果的にネジ部の底から穴を空けていくことになるんですが、
ドリルが貫通する瞬間に(六角穴に貫通する瞬間� �刃先が噛みこんで持っていかれてしまい、
結果ドリルが折れてしまったりするんです。
なので、どうしてもそこは手の感覚が重要になってくるんですね。
さらに、上手く貫通したとしてもドリルの刃先は一番切れる部分がヘタってしまいその度にドリルを研ぐことになります。
それは、太くても細くても研ぎます。
そしてもう一つ硬くて中空しにくい箇所があります。
それは、ネジ部。
鍛造材の六角穴を空けるのに比べて比較的ましとはいえ、ここも空けにくいです。
理由は転造ネジだからです。切削ネジならなんともないんですが、転造してあると転造ネジ部の組織が微細化し、
密度が集中し、他の部分に比べ中空しにくくなります。(ネジが太くなるほど空けにくいです。)
で、すべてを貫通すると・・・・・中空ボルトの完成です。
たかが中空。されど中空。
以上、製造のショウジでした。
テーブルから猫を怖がらせるためにノイズを作ることができネジの製造で手軽に行えるのが切削ネジと呼ばれていて
NC旋盤を用いて刃物で削っていきます。
そのプログラムの組み方にも3種類ほどあります。
片刃と言われるのもで片方の刃だけで角度をつけて削り込んでいくもの。
また、千鳥と呼ばれていて交互の側面を削っていくもの
また、まっすぐ切り込んでいくものがあって
ネジの形状やピッチやリード角によって使い分けます。
ここのところは人それぞれの好みや経験もあって
これが最適というものはありませんし、あえて無理にこれでということも言いませんが
難しいネジの依頼があった場合にはある程度の条件だけは伝えておきます。
その他、切削ネジにはNCだけでなく様々な加工方法があり
選択肢が多い加工方法です。
次に転造と呼ばれる加工方法で大きく4種類ほどの転造機があります。
大量生産向けには、平ダイスと呼ばれているもので
一気に数本を並べて一気に転造加工をします。
ほとんどがオートメーション化されていて、自動で行うようになっています。
その他、3ダイスと呼ばれていて3つの丸ダイスで転造加工を行い
主にパイプの転造に使われます。
最近では転造のNC機が出てきており、一つの丸いダイスの表面に
3つの違うピッチのダイスを取り付けNC制御で3か所違うネジを転造する事が出来ます。
しかし、多品種・少量ともなると段取りに手間取ることとなりますし
いろんなコストの事を考えるとなかなか導入しにくい機械でもあります。
多分、供給機をつけて量産向きなんでしょうね。
最後に弊社にある転造盤です。
二つの丸ダイスの間にネジ下径に加工されたものを手で入れて
フットスイッチを踏んで回転させながらネジをもみあげていきます。
ほんと、手作業です。
この機械のメリットは
M3×0.5〜M24×3.0まで転造加工が可能ということ
また、段取り変えが他の機械に比べ楽に出来ることから
多品種・小ロットに向いていますし
供給機を取り付けることによって量産機にも変身します。
しかし、何よりも大きな転造のメリットは・・・・・・・・・
ネジ下径の公差範囲内であれば研磨された転造ダイスの形を転写するだけですので
非常にネジの品質が安定しています。
↓ は、初めての動画となっています。
リアサスペンション&リアリンクボルトキット。
各種レースシーンで培ったベータチタニウムのレーシングスペックパーツとしてこの度RSRKBT-KW01をリリースします。純正ボルト重量263gのボルトキットを高い強度のTAB6400だからこそが実現出来た全ボルト中空加工処理を施しボルト全体で144gと6割以下に抑えました。
ただでさえ軽量なTAB6400を更に軽く、そしてある意味アクスルシャフトの集合体とも言えるリアサス&リンクボルトキットを換装する事によりリアサスペンションの動きを正しく車体に伝える事が可能です。
更に締付けトルクの増大によりリンクの動きを制限するのを避けるため純正締め付けトルクで安定したトルク管理を実現するため適合グリップロックナットも同キットに使用してあります。
キット内容
M12P1.25-110L
M12P1.25-75L
M10P1.25-77L
M10P1.25-62L
M10P1.25-55L 各1本
TIGN-10×3
TIGN-12×2
純正品番ボルト品番
92153-1614
92153-1615
92153-1613
92153-1367
92153-1368
ご購入、詳細確認はベータチタニウムオンラインショップで!
ご好評いただいておりますEXSTDシリーズ
カワサキ用メインのラインナップでしたが本日ヤマハ用を3点追加いたしました!!
ヤマハ車汎用エキゾーストスタッドボルトType1
該当純正品番95612-08625 適合車種 06'〜11'YZF-R1
ヤマハ車汎用エキゾーストスタッドボルトType2
該当純正品番90116-08011 適合車種 03'〜 XJR1300
ヤマハ車汎用エキゾーストスタッドボルトType3
該当純正品番90116-08617 適合車種 97'〜01' SR400
※価格は製品1本の価格です。
※陽極酸化は受注後の追加工となるため、キャンセル、返品、交換はご遠慮ください。
※ご注文の際は必ず対応品番をご確認下さいませ。
また引き続き車種展開を増やしていきますので対応してない車種の方はご希望いただければ対応いたします!!
ヨシムラジャパンの今年の挑戦、スーパーバイク世界選手権において
クレセントスズキチームでのエンジン部門を担う。
そのエンジンを組む際に使われるのはベータチタニウム製TAB6400チタン合金製ボルト達。
エンジンに使用する。
もちろん軽量化や整備性の向上もあるが、もっともっと色んな意味がある。
正直今の自分の頭では整理しきれず、
ベータチタニウムを使用して頂いているユーザーに正しくそれが説明できない未熟さ。
しかし、そこに意味はあり。
それは、ベータチタニウムの螺旋屋としての可能性。
もっともっと勉強します。
ヨシムラジャパン 2012レースインフォメーション
そんな月曜日担当マツヤマです。
塗り物の話をしたあとにこの週末実際に会ったりTwitterとかで言われた事があって、ボルトについてちょっとそれは違うくないっすかね?と思ったことがあったのでがんばって書いてみる。がんばる。
『ボルトにグリスを塗ると締め付けトルクが締まりすぎて破損の原因に』
って、
よく聞きますが。
螺旋のスプリングバックと軸力を安定させるためには必要だと考えてます。
ボルトナットというものは軸力とスプリングバックでとまっているもの。だというのが大前提であり。
締め付けトルクというのはスプリングバックを生む為に必要な力だと考えています。
ボルトの軸と螺旋山が伸びて戻ろうとする力で螺旋は締結されているのです。
んでもって、例えばなにも塗らない状態でボルトとナットを締めこむと螺旋山の摩擦で締め付けトルクが喰われてしまい、トルクレンチ等でトルク管理しながら締めても、軸力が正しく発生する前に(螺旋と軸が伸びる前に)締め付けトルクに達してしまうことがあります。この状態だとキチンと螺旋が引っ張られていないので簡単に振動で緩むのですね。
なのである程度の摩擦は減らしてあげることが必要なんだと考えています。
で、
うちのボルトに関してですが。
オーストラリアで牛を耕作するのに最適な場所ですグリス塗ってもそんなに締め付けた感覚は変わらないです。
だって、螺旋山がキレイでもともと摩擦係数少ない
&
転造によって造られた螺旋山は表面高度も高いのですもの。
転造と切削の話でも書いてますが、転造螺旋自体が塑性変形の為滑らかになっていますし、ベータチタニウムで造る螺旋の転造下(転造するまえの旋盤加工した状態)も非常に滑らかな仕上がりにしてあります。これは摩擦という第三者に軸力が"邪魔"されないようにそうしています。
じゃあ結局メーカーの指定の締め付けトルクっていうのはグリスを塗ったものなのか塗ってないものなのかどっちなんだと言われれば、それはケースバイケースですとしか言えず。それは締め付けトルクの検証をどういったケースでしているのかというバックボーンが判明しない限り難しいですね。
なのでベータチタニウムの製品をオートバイとか車用部品として使って頂く際もケースバイケースだと考えております。
けど、それじゃいくらで締めればいいかわからんじゃないかと言われるので下記参照。
基本的には規定締め付けトルクの1.05〜1.10倍。
5%以上、10%未満増しでとご説明させて頂いています。
これはTAB6400のボルトが引張強度が980MPaと高く、通常の金属よりは少しですが多めに締め付けトルクをかけてあげたほうがスプリングバックが安定するという経験則から来ているものです。しかしながら最終的には場所や使用用途によってある程度の変化はするのも事実なのです。
安易に締め付けトルクを固定してしまうとそれは脱落等の事故の原因にもなります。
いままでいくつかのボルト脱落や緩みの事故症例を検分してきましたが、脱落については締め付けトルクの低さが原因になっていることが多かったです。ほとんどが締め付けトルクの低さで、その背景には摩擦により規定締め付けトルクが掛かっていなかった、純チタンや材料不明のチタンボルトの印象からチタンのボルトは緩めにというおかしな常識が出来上がってしまっている、ということでした。
正直相手方がマグネシウム系だったり強度の低いアルミ系合金だったりすると相手方の螺旋山が飛ぶことも考えられるので一概には言えないんですけどね。なのでベータチタニウムでは規定締め付けボルトというものを各ボルトに対しては設 定しておりません。
もし、これからベータチタニウムのボルトをご購入してみようかと考えられている方は、使うのに不安がある箇所や締め付けトルクをどのくらい設定したらいいのか等、ベータチタニウムに直接お問い合わせくださいませ。
基本的には絶対の数値をお出しすることはありませんが、ボルト製造メーカーとしてお答えに近い内容をご提案させて頂きます。
そして、場合によってはTAB6400のベータチタニウム製品の使用を断念するということもあります。
製品を売るのはもちろんメーカーとして大切ですが、使用用途に適さないのであれば、他の金属をご提案することも当然ボルトメーカーとしてはしなければいけないところだと考えております。
ボルトナットは相手方がいてナンボのもんですから。
一番怖いのはその環境を考えずに締めることだと考えています。
例えばリンクやサスペンション取り付けボルト。締め付けトルクを増してしまうと締め付けが抵抗になりサスペンションの動き自体が渋くなってしまうなんて本末転倒ですよね。こういうところには締め付けトルクは逆にある程度少ないほうがいいこともあるんですよ。
で、
締め付けトルクが少ないと脱落の恐れがあるじゃないかといわれるので出したのがグリップロックなんですな。
色んなところに色んな使われ方をする螺旋。
答えは一つじゃないにしても正解に近いモノを探すのも螺旋屋の仕事だと考えてます。
基本的にはうちのボルトはスプリングバックの効いた感覚っていうのがそれなりにまともな工具を使うと"手に帰ってくる"のでそれはそれで使った方のお楽しみでもありますよ♪
ちょっと話がズレてるという感じもしなくはないですが、そんな日記。
そろそろ用意せんとなぁと思うもの。
それは『塗り物』
単純にカジリ防止やら焼き付き防止やらと呼ばれるものです。
チタン=カジリやすい。ってよく言われるし、間違えても無いのですが、ベータチタニウムの製品がカジリやすいかどうかといわれれば一般的に普及しているもの、鉄やアルミ系統のボルトと比べるとNo!といえる自信をもって作ってますので(なんでかは転造にも書いてあります)必要あるかと言われれば必要無いとも言えず・・・
さらにいくら不動態皮膜であるTiの酸化皮膜を厚くしたとして電蝕だけは絶対に起こってしまうのでそれに対してのアンチテーゼは必要なんだろうなと。
しかしながらそれを書くと『それが無いとカジるんだ!』と言われるのも癪でなかなかどうしたものかと思っていたのですが、結構ご質問頂く事も多いのでこれを塗っておきゃ大体オッケー!って言えるもんをご用意しようかと考えるようになりました。
カジリ焼き付きに関しては電蝕防止が一番です。基本的には焼き付き=電蝕だと思って頂いても大丈夫かと。
イオン化傾向の差から考えればアルミは鉄やステンレス相手ではイオン化傾向が大きく、水分が入るとアルミは陽イオン化し接触する鉄などに酸素を引っ張って行き、電解腐蝕が起きやすいのです。
で、実はチタンもアルミと近くイオン化傾向の数値は似ています、しかしチタン自体の場合チタンの酸化皮膜は塩素や酸化に対して他の金属より強く、さらに転造処理において造られた螺旋山は酸化皮膜が厚く、不動態皮膜の性質が高いため腐蝕はしにくいのです(この辺がベータのボルトのカジリにくさです)。しかしイオン化傾向の差というものは異種金属を接地させる以上必ず起こる問題なのです。
これを解決するには単純に異種金属同士を接着させないということになるのですが、螺旋という特性上それは正直難しいのですよ。なのでそれを解決使用とした場合、単純に接触させないようにするのではなく、金や銀や銅などのイオン化傾向の少ない金属を腐蝕媒体として使用することによって解決することが出来ます。
単純に言ってしまうとよりイオン化傾向の小さいものを間に挟むことによってそっちに逃がすという考えになるんですかね?正直この辺は化け学の世界に深く突っ込む内容なので、正直まだまだ勉強中と逃げを残さずにはいられませんが・・・
なので本来ならば色々と使う箇所によって分けるのが正解なのですが、あくまで螺旋屋が用意するのであれば螺旋山と相手の螺旋穴を守るものをご用意するのがいいのかなと考えております。
自社の螺旋山は信じてますが、螺旋はとめる相手がいてナンボなんでこの辺も考えなきゃならんということですな。
そんな感じの代打日記。
基本的には耐蝕系のグリースで問題ないのですがね。
うちが用意するならうちの製品に適したある一定以上の汎用性のあるものがよいのかなと考えております。
節分の日ですね。
家に入るなり鬼の格好をしたら娘に思いっきり泣かれ、豆を投げつけられました。
鬼は〜外のセリフもなく・・・・・orz
それはさておき、今日はとんでもなく寒かったです。
いや、全国見渡せばもっと寒いところはもっとありますが、そこは主観的に。
なんせ会社の前の川が凍ってましたから。
で、そうなると私の通勤中の防寒対策もグレードアップするわけです。
まずは、ハンドルカバー。
これがあるのとないのとではグローブの厚みが違ってきます。
冬用グローブでなくても全然大丈夫。
しかしこの程度ではまだ満足できません。
そしてついに手をだしてしまったアイテムがこれ・・・・・・
前掛け。
通称さかなやさん。
事務の人には・・・「給食のおばちゃん」と言われました。
見てくれはそうかもしれない。しかし甘く見てはいけない。
確かに立ってしまえばそのように見えるかもしれないが、ひと度スクーターに跨り
アクセルを開けると、足を包み込んであったかいのである。
それはもう信号待ちで足を出したくなくなるぐらいに・・・
そして転けそうになりました・・・・・
でもこれで今年の冬はバッチリです。
以上、製造のショウジでした。
PS.さあ、もっかい鬼やるぞ〜。
東北大学の教授の基調講演があったりと非常に参考になるお話が聞けましたし
やはり、その後の飲み会で様々なチタンに関する濃い話が聞けました。
日本チタン協会の新年会ですので、どこのテーブルでもチタンの話ばかりです。
その中で製鋼メーカー系の研究機関の方と話をする機会がありました。
製鋼メーカー側としても安い海外製品が国内の市場に出回り
「チタンはダメだ!」との認識が広まることを警戒されており
どこの国の製品であるかはあえて書きませんが
海外製品が国産品TAB6400に比べ
引張強度・耐久性で劣る理由を聞くことが出来ました。
一言でいうと「国産品に比べて化合物が多く含まれる。」というこ� �だそうです。
詳しく説明すると
化合物とはTiO2などチタンの化合物、アルミの化合物、バナジウムの化合物、その他化合物からなり
結晶粒の間に存在しています。
その化合物は結晶粒の結合を弱くする性質があり、
そこを起点に破断が起きるということになります。
これらは成分成績表(ミルシート)を一切分かりませんし
簡易測定機を用いても明らかにはなりません。
こうした海外製品の64チタンは
簡易測定機ではバナジウムやアルミは規定値にありますし、明らかに64チタンなのですが
JIS規格のTAB6400では無いということになります。
正確な分析は製鋼メーカー系列の検査機関に依頼する以外方法がありません。
常に安い製品ほど多く広まりますし、その製品の評価も多く� �ります。
また、高い製品ほど少量しか広まりませんし、その評価も少なくなります。
製品の評価は多数が勝り、少数は埋もれてしまう事を
理解は出来ているんですが、飲みながら二人とも納得できないでいました。
どこの飲み会でも一緒ですが、愚痴が付き物です。(笑
そこのウェブサイトが立ち上がったようなのでご紹介します。
モーターラボさん。
八王子でマシニングメインでの削り加工をやってるモーターラボさん。
旋盤屋のベータチタニウムとは色々と加工方法が違うのでこれから色々と業務提携していこうと思います。
まぁGoose用で色々とお願いすることも多くなるとは思うので(笑)
どんなもん造ってるとこなのか、
どんな加工をメインでやっているのか、
詳しくはMotorlab websiteでご確認を!
Motor lab モーターラボ
代表:川畑 亨
住所:〒193-0822 東京都八王子市弐分町489-1
電話 & FAX : 042-649-7450
E-mail:infbr />
プロフィール
Author:βtitanium技術開発 松山
βTitanium 技術開発マツヤマの徒然
螺旋屋と書いてネジ屋と読みます。基本的にはTAB6400(日本規格Ti-6Al-4V)のボルトナットについて書いていきますが、たまに脱線。しかも脱線すると妙に長い。新製品とか開発品とかそれにまつわる色んなお話しからベータチタニウム社の徒然から。
ちょこちょこと書いていきますね。
チタンについて、
チタン合金について、
ベータチタニウムについて。
まずはじめに読んでいただけるとうれしいです。
チタン合金 Ti-6Al-4V
チタンは軽い?強い?
チタンは錆びない!?
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